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たたみのカビ臭さの原因について(事例)

畳のお手入れについて


たたみのカビ臭さの原因について(事例)

 

先日お客様からのお電話でご相談頂き

 

「畳の上にカーペットを敷いていたんだけど、

カーペットをはいだら畳がかび臭いんです。

一度見てもらえますか?」

 

というご相談を頂きました。

 

電話上でのお話では畳の状況として

お客様から発せられた状況をまとめると以下の通り

状況1 畳替えをして既に10年は経過している

状況2 畳をはいでみると床板がぬれていた

状況3 畳の上に敷いてあったカーペットはしっかりとメンテナンスしておりカーペットからのカビは皆無

状況4 畳の表面にカビは見当たらない

 

カビの原因としてはいくつかの理由は思いつくのですが

まずは現場を見ないと断言はできないため

ご訪問の約束をさせていただき

本日お伺いさせていただきました

 

 

現場を見せていただき、

実際に畳をめくって床下を確認

さらに気になる畳の内側を縫い糸をほどいてお客様と確認

(ちなみにこのような相談の場合は無料で行っております)

 

お家の方のお話を聞いていくうちにわかったこと

状況2 畳をはいでみると床板がぬれていた

ということについては実は水濡れではありませんでした

屋久島の杉を使った床板(特に油分の多い床板)

を使っていたため、その杉から染み出た油分が床がぬれていた(ように見えた)

原因だったのです。

 

これはどちらかというと珍しいケースです

杉の油そのものは畳の裏面に触れる程度では悪影響はありませんので

心配はいりません

 

ではカビの原因は何だったのでしょうか?

 

それは、結論から言うと畳の内側のカビでした

 

ただ、畳の表面はきれいなのです

なのになぜカビの匂いがするのか?

 

その答えは以前に畳がカビが生えてしまった際の

対処法の誤りが原因だったと考えられます。

その証拠に、畳のひょうめんの生地をはいだ内側には

カビが残っている状況でした

 

実はこれ、意外と多くのお家で散見されるケースです

だからと言ってまだまだ畳のカビをあきらめないでくださいね

 

 

畳がカビが生えた場合の対処は当店のHPに掲載されておりますので

コチラをご参照ください。

 

畳にカビが生えてしまった場合

まず気を付けたいのは

カビをいきなり拭かない事です

ではまずは薬品を書ければいいのかというと

草ではありません。

 

防かび剤やエタノールをかけるだけでもだめなのです

 

 

ポイントは畳の中に滅菌作用を畳の表面生地にしみこませることにあります

だからと言ってド畳をずぶぬれにするほどエタノールをかけるのも控えてください

 

当店では

まずはエタノールを20パーセントほどに薄めてもらったものを

霧吹きで軽く畳にしみこませて

それが乾いて(カビの菌を滅菌してから)拭き取る

 

ということをおすすめしております。

これだけでお部屋の環境がぐんと清潔になりますので

是非ともご参考にされてください。

 

 

今回のお客様にとっては臭いの除去が優先事項でしたので

まずは畳の張替えを行うことをおすすめさせていただきました。

 

 

最後に

カビの話をするとどうしても

畳=カビ

のイメージがついてしまいがちなのですが

 

カビが生えにくい環境づくり=人が暮らしやすい環境づくりです

屋久島では空気の換気はとっても大切です

晴れた日は是非ともお部屋の換気をお願いします。

 

カビに関するその他の参照ブログはこちら

 

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