屋久島へは大阪、福岡、鹿児島からの飛行機や高速船もありますが、時間がある方に是非お勧めしている方法の一つが、鹿児島から屋久島までの穏やかな洋上をフェリーで渡ってくる方法です。

フェリー屋久島2に乗ること3時間半、イルカが船の横にいたり、亀が海面から覗いたり、クラゲが見えたりしているうちに、海のど真ん中にそびえたつ山が出現します。それが屋久島です。
しかし、船の上から見える山は実は屋久島の一番高い山を守り隠すように立っているため、多くの観光客が目指す九州一の山は姿を見せません。

屋久島といえば杉の木(屋久杉)の印象がありますが、ここでのおすすめは全ての源である水。
山に登り湧き水のおいしいところで飲む水ももちろん格別ですが、蛇口をひねるだけで飲める屋久島の水道水の味もまた、どこにもない程透き通った味わいです。屋久島の水で入れたコーヒーや水割りがおいしいのも、洋上アルプスから急斜面を流れ落ちる水の中に含まれるミネラルが少ないおかげです。そして、この水をもとに屋久島の民家の電力も養われています。

体力に自信のある方は是非山に、そうでない方はゆったりとした滞在を存分にお楽しみください。
お気に入りの宿にチェックインしたら、海に隣接する温泉を楽しんで、お好みのカフェに行って、屋久島の木を使った木工家具を訪ねたり、屋久島の土を使った焼き物を堪能して、そろそろのんびり過ごしたくなったら、是非とも川へ。